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住まい選び比較「マンション VS 戸建て」

マンションと戸建てはどちらを選ぶべきなのでしょうか?

マンションと戸建てのメリットデメリット

マンションのメリット

  • 土地がない分購入価格が戸建てと比較して安い
  • 駅チカの好立地に建てられていることが多い
  • セキュリティ機能はマンションの方が優れている
  • 眺望が良い。開放感がある
  • 気密性が高く、室内が過ごしやすい
  • 管理費を払っている分、日常の清掃やメンテナンスの手間がない
  • 24時間ゴミ出し可能など生活がしやすい
  • 近所付き合いがなくてもある程度問題がない
  • 豪華な共用施設を使うことができる

マンションのデメリット

  • 毎月の管理費や修繕積立金、駐車場代などが発生する
  • 駅チカのため騒音などがあるケースがある
  • 駐車場と住戸の距離が遠く、駐車場の設計次第で出し入れに時間がかかる
  • 隣家の生活音などが気になる

戸建てのメリット

  • 毎月の管理費や修繕積立金、駐車場代は必要ない
  • 土地があるため資産価値が高く。立替などの利用も可能
  • 駅からも距離があり住宅街なので静か
  • リフォームなどの自由度が高い
  • 自分専用の庭が持てる
  • ペットを飼うなど制約が少ない

戸建てのデメリット

  • 購入価格がマンションと比較して高い
  • 固定資産税がマンションと比較して高い
  • リフォームが必要になればリフォーム費が発生する
  • 駅までの距離が遠い
  • 自分で清掃やメンテナンスをする必要がある
  • ある程度の近所付き合いが必要

マンションと戸建ての決め方

都心か?郊外か?、駅チカか閑静な住宅街か?立地が大きな分岐点

マンションなのか?戸建てなのか?を同じ予算の中で比較検討していると行きつくのは立地の違いです。

戸建ては郊外やある程度都心になると駅徒歩15分など、駅から離れていることが多いのです。その分、まわりは同じような住宅が立ち並ぶことになり、静かな環境で生活ができます。

一方、分譲マンションの場合は、都心の駅チカに駅徒歩5分~10分ぐらいの立地で購入を検討できるケースも多く、通勤時間などは短くできるのです。駅チカであるため、駅近くのお店などを利用しやすいメリットがある一方、上層階でなければ騒音が気になると言う方も多いのです。

これが大きな分岐点となります。

当然、これは家族構成によっても考え方がかわるはずで

夫婦2人だけのディンクスであれば駅チカでの利便性の高い暮らしが良いと考える方が多いですし、子どもが増えれば増えるほど自由度の高い戸建ての暮らしの方が良いと考える方が多くなります。

実際には、賃貸のように「家族構成が変わったらマンションから戸建てにする。」という選択はできないため、将来の家族構成や理想のライフスタイルを思い描いた上で比較する必要があるのです。

資産価値を重視するなら戸建て。価格の安さを重視するならマンション

もう一つの視点が購入価格とそれ以降の維持にかかるランニングコストです。

同じような平米数と間取りであれば、戸建ての方が400万~500万ほど高い価格設定になっています。

戸建ての場合には「土地」がついてくるからです。マンションの場合はあくまでもみんなで分けた「土地」の一部の権利でしかないのです。

購入価格は戸建ての方が高いのですが、マンションの場合は管理費・修繕積立金という毎月の支払いが発生します。

結果として30年住むとしたら同じぐらいの出費になるのです。

戸建ての方には土地がある分、資産価値という面で見ると30年後はお得と言えるでしょう。これは住宅ローン審査でも加味されるポイントです。土地の価格は、住宅と違って大きくは下がらないからです。

ただし、マンションの場合は管理費・修繕積立金が発生する分、共用部などのメンテナンスはマンションの管理人がやってくれます。ゴミ捨てや掃除・セキュリティなどの手間がないという価値をどう考えるか重要な分岐点と言えます。

まとめ

マンションと戸建てを判断するポイントは?

  1. 駅チカか?郊外か?という立地
  2. 購入価格・ランニングコスト・資産価値・手間の評価

の2つの軸がポイントになると言えます。

どちらが絶対に良いと言うことはないため、自分の価値観に応じて、比較検討する必要があります。

注意すべきは、新築分譲マンションの方が不動産会社が広告などを積極的に展開するため、一時の感情で「マンションの方が良い」と判断する方も多いのですが、あくまでも将来のライフスタイルとコストや資産価値などを考えたうえで決めることをおすすめします。