東京スター銀行住宅ローンの概要

tokyostar東京スター銀行は東京に本店を置く、第二地方銀行です。外国の企業が資本を持っている外資系の銀行として知られています。t

東京スター銀行の商品は、預金やローンなど外資系企業ならではのサービス設計で、他の銀行とは一線を画した独自のサービスを提供していることが多く、住宅ローンも例外ではありません。東京スター銀行の住宅ローンには「スターワン住宅ローン」「スター住宅ローン」の2つがありますが、現在は、積極的に「スター住宅ローン」をPRしています。

東京スター銀行の住宅ローン「スター住宅ローン」には「就業不能信用費用保険(入院保険)無料付帯」「普通預金金利優遇」という特典が付帯されています。金利自体も、業界1位、2位とまではいかないものの、業界トップクラスの低金利であることは間違えありませんので、その上で入院保険が無料、普通預金金利が優遇されるため、メリットの大きい住宅ローンとなっています。

とくに普通預金の金利優遇は、通常金利が0.001%ですが、100倍の0.1%の金利になります。仮に住宅ローン残高と同等の普通預金ができるとすると、住宅ローンから-0.1%されるのと同じですので、そうなれば変動金利で1位、2位を争う低金利に変貌するのです。

そのほかにも、「ATM手数料月8回無料(月の預金平均残高の10%が上限)」「振込手数料月3回無料(取引明細書送付なし選択)」などのメリットがあり、預金口座を十分に活用する方にとっては、メリットの多い住宅ローンです。

ただし、申込条件に年収条件「世帯年収600万円(税込)以上、単身世帯は年収400万円(税込)以上が対象」や勤続年数条件があるため、住宅ローン審査は厳し目の住宅ローンです。

注目の金利プラン

2024年3月最新情報

住宅ローン名金利タイプ借入期間実質金利(年率)
保証料/優遇込み
当初期間終了後
変動金利
優遇・備考事務手数料(税込)
※%は借入額に対しての割合
保証料
スターワン住宅ローン当初固定金利(3年)1.150%~1.650%0.750%~1.250%普通預金金利優遇2.20%無料

東京スター銀行住宅ローンのメリット

  • 業界トップクラスの低金利
  • 当初期間終了後の金利の引き下げ幅が一定
  • 就業不能信用費用保険(入院保険)無料付帯
  • 普通預金金利優遇
  • ATM手数料月8回無料(月の預金平均残高の10%が上限)
  • 振込手数料月3回無料(取引明細書送付なし選択)

東京スター銀行住宅ローンのデメリット

  • 申込条件に年収条件がある
  • 申込条件に勤続年数条件がある
  • 当初固定金利は当初期間の金利は高金利

東京スター銀行住宅ローンがおすすめの人

  • 保障の手厚い住宅ローンを検討している方
  • 普通預金が高額預金できる方
  • 普通預金口座を活用したい方

東京スター銀行住宅ローンの独自評価診断

東京スター銀行の住宅ローンは、ネット銀行と同じ「低金利」「事務手数料2.0%(税別)」「保証料:無料」という商品設計ですが、これに

  • 就業不能信用費用保険(入院保険):無料付帯
  • 普通預金金利優遇:年率1.0%

という特典が付帯されるため、使い方によっては非常にメリットの大きい住宅ローンとなります。

変動金利は、業界5位、6位の低金利ですが、普通預金額が大きければ、0.1%分はそこから引くことができます。

仮に3,000万円の借り入れで、1,500万円の普通預金をするのであれば、0.05%は住宅ローン金利が低金利になると同じことになります。

このような活用ができれば、業界1位、2位の低金利になるのです。

それに加えて、就業不能信用費用保険(入院保険)が無料付帯と保障面も充実しているため、ある程度の資金力がある方には、おすすめの住宅ローンとなります。

一方で、申込条件に年収条件・勤続年数条件があることからもわかりますが、審査は厳し目ですので、注意が必要です。

東京スター銀行住宅ローンの金利

2024年3月最新情報

変動金利の特徴

業界トップクラスの低金利設定。他のネット銀行やメガバンクと比較しても、金利は低めに設定されています。業界1位、2位という低金利ではないものの、普通預金優遇を活用すれば、十分に低金利の住宅ローンになります。

変動金利一覧

住宅ローン名金利タイプ借入期間実質金利(年率)
保証料/優遇込み
当初期間終了後
変動金利
優遇・備考事務手数料(税込)
※%は借入額に対しての割合
保証料
スターワン住宅ローン変動金利(-)0.750%~1.250%0.750%~1.250%普通預金金利優遇2.20%無料
スターセレクト住宅ローン変動金利(-)0.900%~1.500%0.900%~1.500%預金残高分は金利0.0%
預金担保を選べば不動産担保の抵当権設定費用は不要
2.20%0.30%金利上乗せ

当初固定金利の特徴

当初期間の金利は高めの金利設定ですが、当初期間と当初期間終了後の金利の引き下げ幅が一定ですので、当初期間終了後の金利は低金利となります。返済期間全体で考えた場合は、低金利の住宅ローンと言っていいでしょう。

当初固定金利一覧

住宅ローン名金利タイプ借入期間実質金利(年率)
保証料/優遇込み
当初期間終了後
変動金利
優遇・備考事務手数料(税込)
※%は借入額に対しての割合
保証料
スターワン住宅ローン当初固定金利(3年)1.150%~1.650%0.750%~1.250%普通預金金利優遇2.20%無料
スターワン住宅ローン当初固定金利(5年)1.300%~1.800%0.750%~1.250%普通預金金利優遇2.20%無料
スターワン住宅ローン当初固定金利(10年)1.700%~2.200%0.750%~1.250%普通預金金利優遇2.20%無料
スターセレクト住宅ローン当初固定金利(3年)1.700%~2.300%0.900%~1.500%預金残高分は金利0.0%
預金担保を選べば不動産担保の抵当権設定費用は不要
2.20%0.30%金利上乗せ
スターセレクト住宅ローン当初固定金利(5年)1.850%~2.450%0.900%~1.500%預金残高分は金利0.0%
預金担保を選べば不動産担保の抵当権設定費用は不要
2.20%0.30%金利上乗せ
スターセレクト住宅ローン当初固定金利(10年)2.250%~2.850%0.900%~1.500%預金残高分は金利0.0%
預金担保を選べば不動産担保の抵当権設定費用は不要
2.20%0.30%金利上乗せ

全期間固定金利の特徴

取り扱いなし

全期間固定金利一覧

取り扱いなし

東京スター銀行住宅ローンの諸費用

保証料

「スター住宅ローン」の場合は、保証料は無料です。

「スターワン住宅ローン」の場合は、メンテナンスパックへの加入必要になるので、保証料は年率0.300%~0.702%の金利上乗せです。「スターワン住宅ローン」では「メンテナンスパック」への加入が必須条件ですので、実質このメンテナンスパックが保証料に相当します。一番安いプランで年率0.3%ですので、メガバンクや地方銀行の0.2%の保証料よりも割高な設定となっています。

事務手数料

事務手数料は借入額の2.2%(税込)です。

東京スター銀行住宅ローンでは事務手数料は他のネット銀行と同じ設定です。

繰り上げ返済手数料

一部繰り上げ返済手数料は無料です。
全額繰り上げ返済手数料は無料です。

金利タイプ変更手数料

東京スター銀行住宅ローンの付加価値サービス

「スター住宅ローン」普通預金金利優遇

  • 【通常】普通預金金利:年率0.001%
  • 【優遇】普通預金金利:年率0.1%

普通預金金利の優遇を使えば、普通預金をした分は、住宅ローン金利が低金利になったのと同じことになります。普通預金ですので、いつでも自由に引き出せるメリットもあります。

「スターワン住宅ローン」預金連動

預金連動サービスとは

東京スター銀行に預金をしている預金残高分は、住宅ローン残高の最大7割まで金利0.0%で借りられるサービスです。

3000万円の住宅ローン利用時に、2100万円預金していた場合

通常の金利「年率1.0%」 × 残高分を引く「100% - 70%」 = 0.3%

3000万円の住宅ローン金利は年率0.3%で借りられることになるのです。

「はじめから預金の2100万円で返済しておいた方がお得なんじゃないの?」という突っ込みもありますが

  • 住宅ローン減税が利用できる
  • 預金はいつでも引き出せる

といったメリットもあるのです。

「スターワン住宅ローン」返済休暇

最長3年間(36か月)分まではご指定の期間の元本の返済を1円まで減額することができるサービスです。利息の支払いは発生します。返済休暇のお手続きごとに、2,160円(税込)の事務手数料がかかります。

急な病気や会社の倒産、転職など一時的な収入減、支出増に対応できる住宅ローンサービスです。

東京スター銀行住宅ローンの保障

団体信用生命保険(団信)

「スター住宅ローン」は、無料付帯です。

「スターワン住宅ローン」は、有料付帯です。団信料は年率約0.2%の金利上乗せで加入可能です。メンテナンスパック1、メンテナンスパック2を選ぶ必要があります。

疾病保障

就業不能信用費用保険

「スター住宅ローン」は、無料付帯です。

病気やケガで入院された際には、入院費用保険金10万円が支払われます。入院期間が継続する場合、最大6カ月までは住宅ローンの返済額の相当額が保険金で支払われます。

東京スター銀行住宅ローンの審査

※審査については、当サイトへの口コミ情報からの編集部の推察になりますので、実際の審査情報ではございません。ご了承ください。

事前審査

他の銀行と同じく、事前審査は機械的な足切りのための審査になっています。年収や借入希望額などから、まったく審査の土台に載らない方をふるい落すためのものなので、事前審査が通ったからと言って本審査が通るわけではありません。

本審査

審査内容は当然非公開ですが、審査が通らなかったという口コミが比較的多い住宅ローンです。申込み条件から「正社員として1年以上、または自営業・契約社員・派遣社員として2年以上の安定した収入があることを公的書類にて証明できる方」というような条件が前提であり、かつ預金残高に応じて金利優遇があるということからも、シビアに審査をする銀行と言っていいでしょう。

審査期間

事前審査(仮審査)はなく、申込書類がそろってから本審査の結果が出るまでは2週間前後の時間がかかります。

東京スター銀行住宅ローンの評判・口コミ