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住宅ローンを比較検討するために、住宅ローンのメリットというのは何か?きちんと知っておく必要があります。ここでは住宅ローンのメリットについて解説します。

住宅ローンのメリット

1.他のローンと比較して金利が低金利

住宅ローンの最大のメリットは「低金利」であることです。

例えば

担保がない無担保ローンの場合

  • カードローン → 年率15.0%~18.0%
  • フリーローン → 年率13.0%~15.0%
  • おまとめローン → 年率13.0%~15.0%
  • 教育ローン → 年率3.0%~5.0%
  • リフォームローン → 年率3.0%~5.0%

担保がある有担保ローンの場合

  • 自動車ローン → 年率3.0%~5.0%
  • 不動産担保ローン → 年率3.0%~5.0%

住宅ローンは・・・

  • 住宅ローン → 年率 0.5%~1.5%

となっています。どのローンと比較しても、圧倒的に低金利になっているのです。

低金利だからこそ、何千万という金額を借りても、大きな利息負担がなく返済できるため、多くの方が住宅購入時に住宅ローンを利用するのです。

「なぜ、住宅ローンは低金利なの?」

住宅ローンが低金利の理由 その1「担保があるから」

担保というのは、銀行がお金を貸して、仮に貸した人が返済不能に陥ってしまった場合には担保を売ることで貸したお金を改修できる仕組みのことです。銀行にとってみれば、この担保があるから貸し倒れ(貸したお金が戻ってこない)になるリスクが少ないので、低金利でお金を貸しても良いということになるのです。

住宅ローンが低金利の理由 その2「銀行にとって優良な融資先だから」

ちなみに銀行が融資をするというと企業への融資を思い浮かべますが、不況であればあるほど企業への融資というのは、銀行にとってリスクを伴います。不況時に順調に業績を伸ばしていける企業というのは限られているからです。

サラリーマン社会である日本では、安定して返済を続けて行ってくれる個人に対する融資の方がよっぽど安全な投資先なのです。しかも、不動産といういつでもお金に変えられる担保があるのです。

さらに住宅ローンと言えば、メガバンクでいえば10兆円を超える規模の融資先です。銀行はお金を安く借りて、高く貸すことの利鞘で収益を上げています。貸し先として住宅ローンは非常に有望なのです。だからこそ、各銀行が低金利を打ち出して、顧客獲得にやっきになっているのです。その恩恵を受けて、低金利の住宅ローンが利用できるのです。

2.低金利だからこそ、賃貸の家賃と同じ費用負担でマイホームが手に入れられる

家賃:8万円/月

を払っている人であれば

住宅ローンを利用して住宅を購入しても

ローン返済:8万円/月

だとすれば、金利1.0%、35年ローンの場合

2850万円の住宅ローンが組めるので借り入れが可能になります。

当然、頭金や新居の家具、引越し費用、諸費用などそれ以外の費用も必要になるため、一概に借入額全額が住宅購入資金に充てられるわけではありませんし、変動金利を選択した場合には金利上昇リスクというものも踏まえて考えなければなりませんが、賃貸と同じ毎月の費用負担でマイホームが手に入れられるのは大きなメリットなのです。

30年賃貸に住んでも何も起きませんが、35年同じお金を払いながら住宅と言う資産を自分のものにできるのであれば、住宅ローンを利用したいと考えるのも、当然と言っていいでしょう。

3.自己資金ゼロでも借り入れ可能。諸費用も借りられる住宅ローンも

最近では住宅ローンというのは、頭金がなくても借り入れが可能になっています。

一昔前までは、住宅購入価格の1割は自己資金で用意する必要がありました。

しかし、銀行の住宅ローン競争の激化により、ネット銀行を中心に「自己資金0円」で住宅購入資金の全額を借り入れできる住宅ローンも続々と登場してきているのです。

また、自己資金が0円でも、抵当権設定費用や事務手数料、司法書士報酬、引越し費用、新居の家具・・・など少なくとも100万円ほどはお金がかかってしまうのが一般的なのですが、最近ではこの諸費用分も、住宅購入費用にプラスして借りられる住宅ローンも増えてきています。

参考:イオン銀行住宅ローン

お金がなくても、住宅が買えるという大きなメリットがあるのです。

まとめ

住宅ローンというのは、他のローンと比較して低金利で借りられるからこそ、ほとんどの人が住宅購入時に利用するローンとして普及しているのです。

しかし、住宅ローンは上記のようなメリットだけではなく、リスクもあるため、住宅ローンのリスクに関しても理解した上で住宅ローンの比較検討をしましょう。

住宅ローンのリスク