目次
住宅購入予算が決まれば、次のステップはマイホームの物件探しです。
マイホームの物件探しでまずすべきことは住宅の種類を決めること
です。
住宅には大きく分けて
- 新築分譲マンション
- 中古分譲マンション
- 新築戸建て
- 中古戸建て
の4種類しかありません。
厳密に言えば、新築戸建てには設計の時点から購入者が要望を出して決められる「注文住宅」とはじめから経っているものを買う「建売住宅」があります。
- 新築分譲マンション
- 中古分譲マンション
- 新築戸建て[注文住宅]
- 新築戸建て[建売住宅]
- 中古戸建て
の5種類なのです。
物件を見ないうちにこの中で完全に絞り込む必要はないのですが、少なくともはじめの4種類の違いとメリットデメリットは把握したうえで、物件探しをしないと何がお得でどんなデメリットがあるかもわかりません。
- 新築と中古の違い
- マンションと戸建ての違い
がわかれば、4種類のメリットデメリットがわかることと同じですので、まずはこの2つのメリットデメリットを理解しましょう。
新築物件と中古物件のメリットデメリット
新築物件のメリット
- 誰も住んでいないまっさらな住宅のうれしさ
- 新しいからきれい
- 広めの間取り・最新の間取り
- キッチンやお風呂、家具などが最新
- 周りに同世代の方が住むので近所づきあいがしやすい
- 建築技術も上がっているため、建物が長持ちする
- セキュリティ機能も最新
- 耐震性などに優れている
- 壁紙やプランなどを自分の好きなように選ぶことができる
- 注文住宅であれば自分の好きなように設計できる
新築物件のデメリット
- 価格が中古と比較して高い
- 予算次第だが家格が高いため駅から遠くなりがち
- 購入時はまだ建築途中のケースが多く、完成後のイメージがしにくい
- 入居までに時間がかかる
中古物件のメリット
- 価格が安い
- 駅から近くでも十分予算内に収まる
- 実物を見ることができる
- 購入後すぐに入居できる
- リフォームなどで新築のように改修することが可能
中古物件のデメリット
- 汚れている。キズがある
- 構造上の不備、耐震性などに不安がある
- キッチンやお風呂、家具などの設備が古い
- 住宅ローンの審査が新築よりも通りにくい
- アフターフォローが不十分で建築した会社に連絡がつかないこともある
マンションと戸建てのメリットデメリット
マンションのメリット
- 土地がない分購入価格が戸建てと比較して安い
- 駅チカの好立地に建てられていることが多い
- セキュリティ機能はマンションの方が優れている
- 眺望が良い。開放感がある
- 気密性が高く、室内が過ごしやすい
- 管理費を払っている分、日常の清掃やメンテナンスの手間がない
- 24時間ゴミ出し可能など生活がしやすい
- 近所付き合いがなくてもある程度問題がない
- 豪華な共用施設を使うことができる
マンションのデメリット
- 毎月の管理費や修繕積立金、駐車場代などが発生する
- 駅チカのため騒音などがあるケースがある
- 駐車場と住戸の距離が遠く、駐車場の設計次第で出し入れに時間がかかる
- 隣家の生活音などが気になる
戸建てのメリット
- 毎月の管理費や修繕積立金、駐車場代は必要ない
- 土地があるため資産価値が高く。立替などの利用も可能
- 駅からも距離があり住宅街なので静か
- リフォームなどの自由度が高い
- 自分専用の庭が持てる
- ペットを飼うなど制約が少ない
戸建てのデメリット
- 購入価格がマンションと比較して高い
- 固定資産税がマンションと比較して高い
- リフォームが必要になればリフォーム費が発生する
- 駅までの距離が遠い
- 自分で清掃やメンテナンスをする必要がある
- ある程度の近所付き合いが必要
まとめ
上記が新築と中古、マンションと戸建てのメリットデメリットの違いです。どれが良いというわけではなく、どれを選んでも一長一短があるということなのです。
この段階で「新築マンションだけで決めよう!」と決めきる必要はなく、同予算内での戸建てならどのエリアまで可能なのか?同予算内でマンションならどのエリアまで駅チカになるのか?など、いろいろな物件検索サイトを使いながら、予算内でどの選択肢が自分の思い描く理想に近いのかを検討しましょう。
比較検討するときに、上記の、とくにデメリットについても考慮する必要があります。