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住宅ローンは利息と借りたお金を返すだけではありません。諸費用と呼ばれる様々な支払いが発生するのです。
その中でも「事務手数料」と「保証料」という2つの諸費用が大きな負担になるので注意が必要なのです。
「事務手数料」と「保証料」の違い
住宅ローンでは、銀行によって「事務手数料」と「保証料」の相場が変わってきます。
大手都市銀行(メガバンク)・地方銀行(地銀)
- 「事務手数料」:3万円(税別)
- 「保証料」:金利に+0.2%
ネット銀行
- 「事務手数料」:借入額の2.0%(税別)
- 「保証料」:無し
あなたはどちらの方が支払う費用が高くなると思いますか?
そうなんです。厄介なことに計算してみないとどちらが高いか?安いか?がわからないのです。
3000万円、35年、金利1.0%(金利変動なし)で借りた場合
大手都市銀行(メガバンク)・地方銀行(地銀)
「事務手数料」:3万円(税別)
「保証料」:金利に+0.2%金利 1.2%の場合:総返済額 36,754,487円
金利 1.0%の場合:総返済額 35,567,998円差し引き:保証料 1,186,489円
諸費用合計:1,216,489円(税別)
ネット銀行
「事務手数料」:3000万円 × 2.0%(税別) = 60万円
「保証料」:無し諸費用合計:600,000円(税別)
となって、2倍以上も保証料がある大手都市銀行(メガバンク)・地方銀行(地銀)の方が高くなってしまうのです。
一見、費用負担が低そうに見える「保証料:金利に+0.2%」というのは、借入金額にもよりますが上記の例の場合には「120万円」と書いてあるのと同じなのです。
まとめ
住宅ローンを比較検討するときに、諸費用の比較時に気を付けなければならないのは
- 諸費用は計算してみないとわからない!
- 保証料の金利に上乗せというのは、要注意!
ということなのです。
ネット銀行が採用している事務手数料は借入額に対して掛け算をすればすぐにわかりますが、保証料は借入額や金利によって変動するため、きちんと試算しなければいくらになるかわからないところに注意が必要なのです。
当サイトでも採用していますが、保証料が必要な銀行の場合は、住宅ローンの金利にはじめから保証料の0.2%分を組み込んでから、保証料が必要ないネット銀行の金利と比較するとわかりやすくなります。
保証料ははじめから金利に組み込んだうえで比較しましょう。