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「低金利のネット銀行の住宅ローンに申込んだけど、審査に落ちてしまった。」という場合の対策のひとつとして、審査の通りやすい住宅ローンに申込むという方法があります。
今回は、審査の通りやすい住宅ローンの中でも、ネット銀行の住宅ローンとして審査が通りやすいことで定評のある楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」について解説します。
なぜ、楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」は審査に通りやすいのか?
住宅ローンの金利と審査の関係というのは反比例の関係にあります。
銀行(金融機関)の立場になってみると金利と審査の関係がよくわかります。
審査が厳しい銀行の考え方
- 住宅ローンの金利を低く設定する
↓
- 住宅ローンから得られる利益は薄利になる
↓
- 利益が少ないのだから、貸し倒れ率は低く抑えなければならない
↓
- 貸し倒れ率を低く抑えるということは審査基準を厳しくする必要がある
このパターンの場合、金利が低く設定されているため申込者数は多くなるのですが、許容できる貸し倒れ率は小さい為、審査は厳しくする必要があり、審査通過率は下がってしまいます。審査通過率は下がっても、分母である申込者数が多く獲得できるから良いという銀行の方針と言えます。
審査が甘い銀行の考え方
- 住宅ローンの金利を高く設定する
↓
- 住宅ローンから得られる利益は大きくなる
↓
- 利益が大きいのだから、貸し倒れ率はある程度高くても許容できる
↓
- 審査はある程度甘くしてもかまわない。金利が高いため申込者数が少なく、審査は甘くしなければ融資できる人がほとんどいなくなってしまう。
このパターンの場合、金利が高い分、銀行側の利益は大きいのですが、その分貸し倒れリスクを取る必要があります。審査を甘くしないで、金利も高い状態だと、当然申込んでくれるお客さんがいなくなってしまいます。利益が大きい分、ある程度審査の基準を緩くする必要があるのです。
住宅ローンの金利と審査の関係は
- 金利が高い → 銀行の収益は多い → 許容できる貸し倒れ率は高い → 審査が甘い
- 金利が低い → 銀行の収益は少ない → 許容できる貸し倒れ率は低い → 審査が厳しい
という関係になるのです。
すべての銀行や金融機関がこの法則に当てはまるわけではありませんが、ローンというビジネスモデルの構造なので、大抵はこの通りの関係性になるのです。
楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」は銀行側の選択肢が大きい住宅ローン
2016年1月時点の変動金利をソニー銀行と楽天銀行で比較してみます。
ソニー銀行の変動金利
金利:0.539%
楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」の変動金利
金利:0.658%~1.308%
です。見ておわかりの通りで楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」の変動金利は「~」という幅が設定されています。
この「~」の中でどの金利が適用されるのか?は楽天銀行の住宅ローン審査によって決定されることになります。
- 審査結果が良い場合 → 最優遇金利の0.658%
- 審査結果が良いと悪いの中間 → 0.658%~1.308%の間の金利
- 審査結果が悪い場合 → 基準金利の1.308%
- 審査結果がもっと悪い場合 → 審査落ち
ということになります。審査によっては、最優遇金利と基準金利の間の0.8%になるかもしれませんし、0.9%になるかもしれません。
かなり、銀行側に適用金利設定の裁量がある住宅ローンとなっています。
単純に金利だけで住宅ローンを選ぶのであれば、低金利かつ単一の金利が適用されるソニー銀行の方が良いのですが
- 「変動金利:0.539%」で貸せる人を前提に審査をするソニー銀行
- 「変動金利:0.658%~1.308%」と審査に応じて金利を設定できる楽天銀行
では、どちらの方が審査が通りやすいのか?は言わずもがななのです。
審査基準は公開されることがないため断言はできませんが、口コミなどを見てもあきらかに
「変動金利:0.658%~1.308%」と審査に応じて金利を設定できる楽天銀行の方が審査には通りやすい。
のです。
だからこそ、他の住宅ローン審査に落ちてしまった方の審査対策として、楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」に申込むことが有効になるのです。
安心してほしいのは、審査の結果、適用金利が決定されますが、その適用金利に納得ができなければ契約しないという選択肢もあるということです。
住宅ローン審査に落ちてしまった方の場合は
「まずはどのくらいの適用金利で借りられるのか?」
「そもそも、楽天銀行の住宅ローンで審査に通るのか?」
を確認する意味でも、楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」に申込んでみることをおすすめします。