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住宅ローンランキングは「利用する方が選ぶランキング」「口コミが多いランキング」などが主流ですが
一番信用できるのは、住宅関連企業で働いている社員の人はどの住宅ローンを選ぶのか
ではないでしょうか？
住宅・不動産・住宅ローンについての知識も、日々仕事で接しているのであれば一般の方とは比較にならない情報量があるはずです。その方々が選ぶランキングを調査した日本能率協会総合研究所の調査結果を紹介します。
住宅関連企業の社員が選んだ住宅ローン人気ランキング
調査概要
- 調査対象：全国の住宅関連企業の従事者 300 名
- 調査方法：インターネットモニターを用いたWEB調査
- 調査実施時期：2014 年 1 月 30 日～2 月 1 日
調査時点における主な金融機関の住宅ローン商品の概要を金融機関名を伏せて一覧表示を行い、商品利用意向、他者推奨意向、金利の魅力、付帯サービスの充実・いざという時の安心（保障）の評価を行った。
調査項目
- 利用してみたい住宅ローン
- 友人・知人に奨めたい住宅ローン
- 金利が魅力な住宅ローン
- 付帯サービスが充実している
- いざという時に安心できる住宅ローン
金融機関名を伏せた調査
- Ａ銀行：住信ＳＢＩネット銀行
- Ｂ銀行：ソニー銀行
- Ｃ銀行：楽天銀行
- Ｄ銀行：三菱ＵＦＪ銀行
- Ｅ銀行：みずほ銀行
- Ｆ銀行：三井住友銀行
- Ｇ銀行：りそな銀行
金融機関名を伏せた調査なのでより一層の信頼性の高さが期待できます。
住宅関連企業の社員が選んだ住宅ローン人気ランキング調査結果
| 銀行名 | 種類 | 利用してみたい住宅ローン | 友人・知人に奨めたい住宅ローン | 金利が魅力な住宅ローン | 付帯サービスが充実している | いざという時に安心できる住宅ローン | 平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 住信SBIネット銀行 | ネット銀行 | 76.7% | 77.0% | 76.3% | 86.0% | 83.0% | 79.8% |
| ソニー銀行 | ネット銀行 | 10.3% | 10.3% | 13.0% | 3.0% | 4.7% | 8.3% |
| 三菱東京ＵＦＪ銀行 | 大手都市銀行 | 4.3% | 5.0% | 2.3% | 3.3% | 4.3% | 3.8% |
| 楽天銀行 | ネット銀行 | 4.3% | 1.7% | 3.3% | 2.7% | 2.7% | 2.9% |
| みずほ銀行 | 大手都市銀行 | 2.3% | 3.3% | 2.7% | 0.7% | 1.7% | 2.1% |
| 三井住友銀行 | 大手都市銀行 | 1.0% | 1.7% | 1.7% | 2.7% | 2.7% | 2.0% |
| りそな銀行 | 大手都市銀行 | 1.0% | 1.0% | 0.7% | 1.7% | 1.0% | 1.1% |
結果
1位は断トツでどの項目も住信SBIネット銀行が独占
2位はネット銀行のソニー銀行
3位以下は大きな差のない状況
考察
1位が断トツで住信SBIネット銀行になっています。
大きな理由は
- ネット銀行なので7行の中で金利が低金利の水準であること
- 疾病保障が無料で付帯されていること
の2つのポイントが大きいと考えられます。
住宅関連企業で働く人が重視する点も
- 金利による総返済額の安さ
- 将来の安心
を重視する方が多いということです。
これは一般の方が選ぶときとそれほど大きく違いがあるわけではありません。
調査結果は鵜呑みにはできない！
調査自体が問題があるのではありませんが・・・
銀行名を伏せた今回の調査では、下記のような比較表を見せて選ばせています。
この表自体はその時点での正確なものなのですが
例えば
- ソニー銀行は固定金利と変動金利の切り替えが何度でもできるというメリット
- りそな銀行には「女性向け」「借り換え用」の優遇プランがある
- 当初固定金利の当初期間終了後の金利
などは一切考慮されていないのです。
- イオン銀行のようなネット銀行でもソニー銀行や住信SBIネット銀行に引けを取らないものも対象外
となっていることからも、精度はそれほど高くない調査とも言えるのです。
とはいえ
「低金利」でありながら「疾病保障が無料」というメリットがある住信SBIネット銀行を選ぶ方が多いのはまちがえないことだと思いますので、住宅ローンの比較検討に参考にすることはできるでしょう。
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